20240306 読書記録

掬えば手には  瀬尾 まいこ

この作家さん、さわやかだ。若者の話だからそうなのかもしれないけど、なんのよどみもないきれいな風が吹いてるようだ。今の時代、恋愛だけが小説の中心ではないんだなと思う。


天国の階段をかかさず見ている私に、毎日が激しく過ぎるのはもう過去なんですよ、これからはみんな優しい気持ちを持ち寄って生きるんですよって世界を見せられている。


この世界が今なら、自分が存在する世界は前時代的な小競合いのあるテミラやユリのいる所だ。でも私にはテファもチョンジュオッパもいない、叫びようがない。


せめてここで チョンジュオッパあーーー